「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本7-7韓国」(16日、東京ドーム) 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025…
「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本7-7韓国」(16日、東京ドーム)
「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本-韓国」の第2戦が行われ、「7番・一塁」で先発した日本代表の佐々木泰内野手(22)が2試合連続の適時打を含むマルチ安打を記録した。大舞台で得た貴重な経験を持ち帰り、来季の飛躍へとつなげていく。
東京ドームにこだまする大歓声を背に受け、渾身(こんしん)のガッツポーズを繰り出した。佐々木が劣勢をはね返す一振りで侍打線に火を付けた。「チャンスがあるならしっかり結果を残したい」と意気込んでいた若鯉が連夜の躍動だ。
3点を先制された直後の四回。先頭の森下がチーム初安打となる右中間への二塁打を放つ。その後、1死満塁と好機が拡大し、佐々木が打席を迎えた。カウント1-1からの3球目。韓国の2番手・呉源錫の147キロを華麗にはじき返し、中前へ運んだ。「振りにいけるのが自分の良さ」と大舞台でも持ち味である積極性を存分に発揮した。
1点を追う五回2死満塁は、同点の押し出し四球を選んで2打点目。九回1死一塁は中前打でマルチ安打も記録した。
連日の活躍に期待が膨らむ。15日の同戦でも五回無死満塁から左前2点適時打を放ち、逆転勝ちに貢献。シーズン中ではありえない球場全体からの声援に、「最初は緊張しました」と、独特の雰囲気を感じながらも、試合に入れば関係ない。ルーキーとは思えない堂々とした姿が頼もしい。
慣れない一塁守備でも奮闘した。四回2死満塁では、宋成文の放った一塁線の打球を好捕。15日には打球を後逸し、適時失策を記録するも、「帰ってからノックたくさん受けます」と、宮崎県日南市でキャンプを行っているチームに再合流してからの猛練習を宣言。日の丸を背負って得た経験を、来季のブレークにつなげていく。