日本ハム・進藤勇也捕手(23)が16日、来季の正捕手争いへ、阪神へのトレードが決まった伏見寅威捕手(35)の教えを生か…

 日本ハム・進藤勇也捕手(23)が16日、来季の正捕手争いへ、阪神へのトレードが決まった伏見寅威捕手(35)の教えを生かすことを誓った。

 2年目の今季は13試合に出場してプロ初安打もマーク。ソフトバンクとのCSファイナルSでも2試合でスタメンマスクをかぶった。CSの敵地ではロッカーが伏見の隣。「心構えやいろんな話をさせてもらった。そこは非常に大きかった」と感謝した。

 以前から「寅威さんとはキャッチャーとしての話を本当にずっとしていた」という。頻繁に『捕手論』をかわし、投手の力の引き出し方や乗せ方、相手打者の観察法などを吸収。「いろんなところで学びはあった」と自らの血肉に変えてきた。そんな“師匠”とは、来季交流戦で対戦するチャンスもある。「成長したな、というところを見せたい」と“恩返し”への思いを口にした進藤。この日まで行われた千葉・鎌ケ谷での若手主体の練習では打撃強化に励んだ。今オフは5キロの増量を計画。「1年間、1軍の試合に出続けること」という目標を達成し、伏見の穴を埋める。