「ソフトボール・ダイヤモンドシリーズ・決勝、トヨタ4-2ビックカメラ高崎」(16日、ジャイアンツタウンスタジアム) ソ…
「ソフトボール・ダイヤモンドシリーズ・決勝、トヨタ4-2ビックカメラ高崎」(16日、ジャイアンツタウンスタジアム)
ソフトバンクの王貞治球団会長(85)が16日、ジャイアンツタウンスタジアムで行われたソフトボールJDリーグ決勝戦でファーストピッチセレモニーに臨み、巨人・阿部監督に「ちょっと評判悪くても良いから。勝負の世界は勝ちゃいいんだから。やはり勝ったらね、なんだかんだ言われることもない」と古巣の後輩監督にゲキを飛ばした。
Gタウン初訪問だった王会長はマウンドからウインドミル投法でワンバウンド投球を披露。「私はジャイアンツの多摩川のグラウンドしか知らない。練習環境が非常に良くなった」と、普段は巨人戦士が汗を流す新球場に太鼓判を押した。
絶好の鍛錬場を得た阿部監督には「とにかくここまできたら選手を上手にすることに徹底して指導してほしい」と注文をつけた。今季は優勝した阪神に15ゲーム差をつけられる3位。CSファーストS敗退となった結果からの奮起を求めた。
ただ、指揮官への厳しい言葉の半面、選手たちに向けては「しっかり練習してもらって、ジャイアンツに勝ってもらいたいと思うファンの人が多いわけですから。今年は残念でしたけど、来年は頑張って」とエール。レジェンドが言葉で若武者たちの背中を押した。