「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本7-7韓国」(16日、東京ドーム) 元阪神で、今季限りで現役を引退した呉昇…

 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本7-7韓国」(16日、東京ドーム)

 元阪神で、今季限りで現役を引退した呉昇桓氏が16日、デイリースポーツに独占で惜別メッセージを寄せた。在籍した14、15年に2年連続でセーブ王を獲得するなど、日米韓の通算549セーブを挙げた絶対的な守護神が阪神ファンに感謝だ。

 「ファンから愛をいっぱい受けたけど、外国人選手に対してこんなにも応援してくれるんだと思った。たくさん応援をしてもらったことは今でも忘れられない。阪神ファンにまた会いたいです」

 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本-韓国」で解説を務めるために来日。同じく解説で訪れていた福留孝介氏とも固く握手するなど旧交を温めていた。呉昇桓は「石直球」と呼ばれた直球を武器に圧倒的な守護神として君臨。「石仏」の異名を取ったようにマウンドでは表情を変えなかったが、この日は柔らかな表情を見せた。

 阪神から退団後も古巣は変わらずにチェック。「藤川さんが監督をやられて、いい成績を出しているのも知っています」と笑う。また生観戦した日韓戦では森下、坂本を見つめた。「これからも阪神を引っ張っていってくれたらうれしい。ケガなく、長くいい成績を出してもらったらうれしい」。頼もしい後輩たちへ、託す思いがある。

 シーズン終了後には大阪を訪れているといい、ラストメッセージには韓国語で「阪神ファン、最高」と迷わず記した。変わらない猛虎愛で、来季以降も藤川阪神を見守り続けていく。