<大相撲九州場所>◇8日目◇16日◇福岡国際センター安青錦(21=安治川)が、王鵬との関脇対決を制し、敗れた先場所の雪辱…

<大相撲九州場所>◇8日目◇16日◇福岡国際センター

安青錦(21=安治川)が、王鵬との関脇対決を制し、敗れた先場所の雪辱を果たした。

立ち合いから激しい突き、押しの応酬。それでも安青錦は下がらず、前に出続けると、たまらず一瞬引いた、相手の隙を逃さなかった。距離を詰めて押し込み、引き、はたきで逃さないために、相手の右足をつかんで渡し込みで仕留めた。7勝1敗とし、勝ち越しに王手をかけた。

「中に入れなかったけど、止まらずに、相手が引いたところで出ていけた。自分は絶対に引かないと思っていた」と、気持ちの強さを勝因の1つに挙げた。全勝の横綱大の里を、ただ1人、1差で追う展開だが「気にしていない」と、優勝争いよりも、目の前の一番に全力を注ぎ込んでいる。

先場所、平幕だった王鵬には4日目に敗れ、初日に敗れた大の里戦に続き、2勝2敗となった。初優勝への勢いをそがれた格好。今場所は、この日の取組前まで1敗だった、ともに前頭の義ノ富士、藤ノ川が相次いで敗れる中、1敗に踏みとどまった。早くも大の里とのマッチレースの様相で、王鵬戦を機に初優勝への期待感を高めた格好となった。前半戦を振り返り「自分の相撲を取れない時もあるけど、体は動いている。悪くない」と、うなずいた。直接対決を残す大の里と、早くも2人だけとなった、自力優勝の残る一角に名を連ね、後半戦は一段とファンの注目を集めそうだ。