3年目の広島斉藤優汰投手(21)が16日、日南秋季キャンプで自己最多304球の投げ込みを行った。200球をめどにブルペン…

3年目の広島斉藤優汰投手(21)が16日、日南秋季キャンプで自己最多304球の投げ込みを行った。200球をめどにブルペン入りも、次第に熱が入り、200球前後で目標を300球に上方修正。納得の球で終えるため、4球をオーバーした。「最初はちょっと(下半身の動きに)腕が間に合ってこないような感じだった。後半の方がやっぱりがちゃんとついてきて、気持ちいいところで腕が振れた。数を投げてフォームを覚えさせようとやってる」。目的意識を明確に投げ込んだ。

22年ドラフト1位で入団するも、1軍デビューした今季も2試合の登板に終わった。ブルペンでは球がばらつくこともあるが、しっかりと投げ切った球には力がある。球数が増せば増すほど、指にかかった力強い直球の割合は高まった。「疲れた後は良くなる。元気な時はどうしてもそういう動きにならない。数投げてその覚えさせて元気な時でも同じ動きできるようにしないといけない」。前日も150球の投げ込みを行っており、2日間の球数は450球。不器用なタイプだけに、投げて、投げて、投げて覚えていく。