サッカー日本代表は15日、2-0で快勝した国際親善試合のガーナ戦が行われた愛知県豊田市から千葉市内に移動し、ボリビア戦…
サッカー日本代表は15日、2-0で快勝した国際親善試合のガーナ戦が行われた愛知県豊田市から千葉市内に移動し、ボリビア戦(18日・国立競技場)に向けて練習を行った。ガーナ戦の先発組は室内で軽めの調整。別メニュー調整が続いていたMF鎌田大地(29)=クリスタルパレス=を含む残りの15人がピッチで体を動かした。ガーナ戦で出場機会がなかったMF遠藤航(32)=リバプール=は競争激化を歓迎しつつ、“レギュラー死守”に意欲を見せた。
ベンチからガーナ戦の快勝を見届けた主将。MF佐野海ら躍動するライバルを頼もしく見ていた一方で、遠藤は「僕もスタメンを譲る気とか(ない)。まだまだ負けん気は出していかないといけない」と強い覚悟を示した。
W杯アジア最終予選では、守田(スポルティング)とともに絶対的なレギュラーとして君臨。だが、今や台頭してきた佐野を中心に、田中、鎌田、藤田を含め“ボランチ大国”になった。ケガなどで3月以降、代表から遠ざかっている守田とともに主将も安泰ではない。
自身の立場を理解している中で、先発を外れた際の受け止め方には変化が生じていると話す。年齢を重ねたこと。そして、所属クラブでは終盤から出場してゲームを締める“クローザー”として貢献してきた自負があり、「自分を途中から使うメリットもある」と冷静にチームを俯瞰(ふかん)する。
次戦が年内最後の代表戦。加えて、森保監督にとって100試合目の指揮となり、メモリアルな一戦だ。「やっぱり勝ってお祝いしたい」。勝利のハイタッチの瞬間までピッチに立ち続ける。