<K-1:ワールドMAX2025~-70キロ世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~>15日◇東京・代々木第一体育館第1…

<K-1:ワールドMAX2025~-70キロ世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~>15日◇東京・代々木第一体育館

第16試合で「第8代K-1ワールドGPスーパーライト級王座決定戦3分3回延長1回」が行われ、朝久泰央(27=朝久道場)が判定2-0(30-29、29-29、30-28)で稲垣柊(25=K-1ジム大宮チームレオン)に勝利。ブラックローズの“盟友”平本蓮が見守る中、ライト級に続く2階級制覇を成し遂げた。

朝久は初回から圧力をかけてカーフ、ロー、前蹴り、左右の強引なパンチを放っていく。足払いで稲垣を転倒させる場面も。2回になっても朝久はパンチ、前蹴りをヒットさせ、クリンチから稲垣を投げ飛ばして体幹の強さも示した。

最終3回は稲垣が押し気味に試合を進めて終了となったが序盤から中盤にかけて試合を優位に進めた朝久が勝利をものにした。

朝久は試合後、父や兄裕貴と一緒にリングの中に並んだ平本と抱擁。うれしそうに喜びを分かち合った。その後の会見では「やっぱり彼も口が悪いし、ブラックローズもみんな口悪いけど、たぶん誰よりも愛にあふれた人たちなんで。蓮君に『こんな汚い試合でごめんね』って言ったけど、『朝久君おめでとう』って言ってくれて。やっぱり彼のその純粋な心が感じられた瞬間はうれしいなと思いました」と振り返った。

そして「今回のテーマは愛と誇り」「勝因は愛の力」という朝久は「自分の愛犬のハチっていう豆柴が1年前に亡くなっちゃって。このベルトって第8代のベルトなんですよ。だから勝った瞬間に、ハチが戻ってきたなって思って、ちょっとうれしかったですね」と満面の笑みを浮かべた。