バルセロナが今季、オフサイド誘発数が大幅に減少しているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が15日に報じた。バルセロナ…
バルセロナが今季、オフサイド誘発数が大幅に減少しているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が15日に報じた。
バルセロナはフリック監督が就任した昨季、ハイラインを武器にオフサイドトラップを成功させ続け、欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランス)で最も多くオフサイドを誘発したチームとしてシーズンを終えた。
一方、今季はその効果が大幅に薄れている。バルセロナがここまでに戦った公式戦16試合で比較してみると、昨季が105回であったのに対し、今季は66回と39回も少なくなっている。1試合平均は6・56回から4・21回へと減少している。
試合ごとのオフサイド誘発数に目を向けると、昨季の最多は昨年10月26日のクラシコだった。シーズン最多12回を記録し、最大のライバルであるRマドリード相手にアウェーで4-0の大勝を収めた。一方、今季は先月のセビリア戦で最多10回を記録するも、1-4の惨敗を喫している。
オフサイドトラップがうまく機能していないという事実は失点数にも表れている。昨季が公式戦16試合で16失点、1試合平均1失点だったのに対し、今季は22失点、1試合平均1・37失点と増加している。
特に最近、守備面に大きな問題を抱えており、クラブ・ブルージュとセルタとの直近2試合で計5失点を喫していた。(高橋智行通信員)