ヴィッセル神戸は16日に天皇杯準決勝でサンフレッチェ広島と対戦する。15日は神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習。オン…
ヴィッセル神戸は16日に天皇杯準決勝でサンフレッチェ広島と対戦する。
15日は神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習。オンライン取材に応じた吉田孝行監督(48)は「良い試合になると思う。自分たちはタイトルを目指すために大事な1戦。しっかり勝って終わりたい」と連覇に向けて意気込んだ。
9日のガンバ大阪戦で引き分けてリーグ3連覇の可能性が消滅。その影響も懸念されたが、指揮官は「明確に目標も伝えたし、まずはこの天皇杯でやってやるぞという気迫、緊張感もあった。いい準備ができた」と話し、集中した戦いができると自信を見せた。
DF広瀬陸斗(30)は勝負のポイントはセットプレーになると挙げた。「攻守ともにセットプレー。広島はルヴァン杯決勝でもロングスローから決めていた。自分たちはセットプレーで点を取れていないので、こういうときは大事になると思う」。拮抗(きっこう)した展開も予想される中で、カギになるとした。
これまで多くの選手が出場し、延長戦やPK戦にもつれながらも勝ち上がってきた今大会。吉田監督は「数多くの選手も出てきましたし(新井)章太がPKを止めてくれて勝ち上がった大会でもある。だからこそ、彼らの分もやらなきゃいけない」と話し、広瀬も「全員でつないできた準決勝で、いろんな人の思いが乗った天皇杯。必ず勝って決勝に進めるように頑張りたい」と力を込めた。