「米女子ゴルフ・アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン・第2日」(14日、ペリカンGC=パー70) 主催者推薦枠で出場したト…

 「米女子ゴルフ・アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン・第2日」(14日、ペリカンGC=パー70)

 主催者推薦枠で出場したトランプ米大統領の孫娘でアマチュアのカイ・トランプ(米国)は4バーディー、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの75で回り、通算18オーバーの最下位で競技を終えた。それでも前日の83から八つもスコアを縮め、ラウンド後の会見では笑顔を見せた。

 前日は一つも取れなかったバーディーを、この日は4個も奪った。ショットがさえて、145ヤードの12番パー3ではピンをかすめるスーパーショットでギャラリーを沸かせた。

 最終18番パー4も第1打をフェアウエー真ん中に置くと、ウッドでの第2打もピン左2メートルへ。ホールアウト後のインタビューでは、おじいさんから電話が来たら、今日のことを最初に何と伝えるかと問われ「18番で2日連続でいいショットを打ったわって伝えます」とうれしそうに話した。

 カイ・トランプとの一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇

 -2日目はコースでよりリラックスできた理由は?

 「初日は本当にすごく緊張していて、その緊張が自分を支配してしまったと思います。でも今日はコースに出た瞬間からとても落ち着いていて、正直すごく穏やかな気持ちでプレーできました。だから今日は良かったんだと思います」

 -上位の選手、メジャー優勝経験者でもまだ緊張すると話している。今回この大会に出場して、(マイアミ大に進む)大学ゴルフに向けてどんな学びを得たか。

 「『準備』ですね。この大会のために自分ができる準備はすべてやってきたので、しっかり準備さえしていれば、緊張は…まあ、緊張はいつだってあるものだけど、少しは和らげられると思います。だから、その教訓を挙げたいです」

 -おじいさんから電話が来たら、今日のことを最初に何と伝えるか。

 「18番で2日連続でいいショットを打ったって伝えます」

 -12番はどんなショットだったか。

 「ほぼホールインワンでした。風が強かったので球を高く上げすぎないように、少しタイトなドローで打ちました。すごくいいショットでした」

 -ホールインワンをしたことはあるか。

 「いえ、まだないです」

 -5番のトリプルボギーの後、どう立て直したのか。気持ちを切り替えて、再び集中できた理由は?

 「まあ、ああいうことは起きるものです。起きてしまったら時間を戻して直すことはできません。だから、一番いい対処法は『切り替えること』でした。キャディーと一緒にいたんですが、思わず笑って『まあ、こういう日もあるよね。終わったことはしょうがないから次に進もう』と。そんな感じで、すぐに前向きになれました」