阪神の契約更改交渉が14日、高知県内のチーム宿舎で始まった。藤川監督が期待している若手右腕たちも来季へ闘志を燃やした。…

 阪神の契約更改交渉が14日、高知県内のチーム宿舎で始まった。藤川監督が期待している若手右腕たちも来季へ闘志を燃やした。

 プロ2年目の石黒佑弥投手(24)は100万増の900万円でサインした。今季は6月に脇腹筋損傷で離脱し、再昇格したのは9月。1軍では8試合に登板して防御率4・50だった。「一番痛かったのは途中でけがしたこと。悔いが残る」と唇をかんだ。それでも直球の質や威力には手応え。「しっかり体のケアをしつつ、成績を残していきたい」と話した上で、「1軍に定着して、石井大智さんのような選手を、中継ぎだったら目指していきたい」と誓った。

 プロ1年目の木下里都投手(24)は200万増の1200万円でサイン。ルーキーイヤーの今季は1軍で11試合に登板し、1ホールド、防御率3・29だった。ただ、「即戦力として取っていただいてるんで、もっとチームの戦力にならないといけなかった。チームに申し訳ない」と反省。「右のリリーフ(が課題)という話を監督もおっしゃってるので、そこにしっかり入っていけるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

 プロ2年目の椎葉剛投手(23)は50万増の1000万円でサイン。今季は1軍に初昇格し、3試合に登板。球団からも来年右のリリーフに入っていくことを期待されたといい、「頑張りたい」と気合。そのためにオフは制球力向上とフォークの精度アップに取り組んでいる。(金額は推定)