楽天田中和基外野手(31)が14日、2年務めた選手会長を“勇退”することを明かした。仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に…
楽天田中和基外野手(31)が14日、2年務めた選手会長を“勇退”することを明かした。仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸3000万円でサインした。
田中和は昨季から選手会長を務めてきたが「後輩にちょっと代わろうかなと。代わろうかなっていうか、託そうと思ってます」。後任の名前は伏せたものの「これから(契約)更改がある人で、心当たりありそうな人いたら会長ですか? って聞いてみてください」と笑顔。報道陣には「想像つくようなピッチャーです」とヒントを伝えた。
今季は自己最少となる19試合の出場にとどまった。「開幕使っていただいて、開幕戦2打席、そこが僕のすべてだと思うので、あそこで結果を出せなかったというのが、シーズン終わって1軍、2軍でやっても、あの打席だって自分でも思うので、そういう感じです。あの打席だと思います」と振り返った。
だからこそ、今オフは打撃強化に注力する。「打たないと出られない世界なので、しっかり、毎年そうなんですけど、しっかり打つことだけ考えて、オフを過ごしたいなと思います」と力を込めた。
10月には両肘関節のクリーニング手術を受けた。「もう全然万全です。もう100%、振るのも投げるのも走るのも」と強調。来季は節目の10年目を迎える。「チームにもファンの皆さんにもしっかりと育てていただいた恩返しができるようにと思ってます」と誓った。