MF堂安律(27=Eフランクフルト)が、進化形のプレーで26年W杯北中米大会での快進撃を呼び込む。日本代表(FIFAラン…

MF堂安律(27=Eフランクフルト)が、進化形のプレーで26年W杯北中米大会での快進撃を呼び込む。日本代表(FIFAランキング19位)は14日にガーナ代表(同73位)と国際親善試合(豊田ス)で対戦する。所属クラブでは、9日のマインツ戦で個の力の高さを見せつけるゴールを決めて合流。日本の10番は、攻守両面でのハイパフォーマンスでチームを引き上げていくことを約束した。

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代表とクラブで万能ぶりを発揮するMF堂安が、さらなる新境地を開拓する。

ガーナ戦を控え、13日は豊田スで公式練習。「W杯前にアフリカ勢と試合をできるのは有意義。アグレッシブさを忘れずに、勝利を目指してやりたい」。歴史的勝利となった10月ブラジル戦からの連勝を誓った。

今季は、3シーズンプレーしたフライブルクからEフランクフルトへ完全移籍。W杯イヤーの移籍は新しい環境で出場機会を失うリスクもあるが「W杯で結果を残して、自分が進化するために移籍したと言っても過言ではない」と決意のステップアップを選択した。

新境地も披露した。直前9日のマインツ戦では、相手DF2人の間を割るキレのあるドリブル突破から決勝点を決めた。代表ではミドルシュートの印象が強いが、違う武器をお披露目。主力に定着し、リーグで10試合3得点、欧州CLでも3試合に先発。「今はそれ(移籍)を正解にする努力をしている最中」という言葉を自ら証明しつつある。

3バックと4バックの併用が検討されるクラブと代表で、欠かせない存在になっている。3バック布陣ではウイングバック、4バックでは右ウイング起用が多い堂安だが、攻守両面でのハードワークで戦術に幅を持たせることを可能にする。「チームとして2色を打ち出せる、監督にとって助かる存在だと思う。監督のやりたいシステムに変化を加える意味では、新しいポジション」。神出鬼没の動きでチームに変化をもたらす“シン・堂安”が、日本をさらに進化させる。【永田淳】