日本代表(FIFAランキング19位)と対戦するガーナ代表(同73位)のオットー・アッド監督(50)が13日、翌日の強化試…

日本代表(FIFAランキング19位)と対戦するガーナ代表(同73位)のオットー・アッド監督(50)が13日、翌日の強化試合に向けて会場の愛知・豊田スタジアムで会見に臨んだ。

今回は複数の主力選手が負傷で招集できず、出場機会の少ない選手や若手を試す場となりそうだ。指揮官は「来日してうれしく思います。対戦は初めてのことではありませんが、日本は強いし、組織力のあるチーム。明日は厳しい試合になるのは分かっているが我々としてもしっかり研究していますので、タイトな試合をしたい」と誓った。

そして日本代表についてはべた褒めした。

「非常にバラエティーに富んだ攻守が可能なチーム。システムを変えられる。低い位置でブロックもかけることもできる。または5-4-1というフォーメンションに転換できる。一方でハードプレスもできるし、攻守の転換、切り替えが速い。ハードワークを惜しまない。走り切る力もある。ボール回しもうまいのが強みだと思います」

そう言った上で個人名も挙げながら、こう続けた。

「久保は1対1で強い。ストライカーも育っている。クロスからゴールを決め切れる力もある。板倉のディフェンスは非常に強い。クオリティーの高い選手たち、ヨーロッパで活躍している選手が多くて良いチームだ。こちらとしてもしっかり準備したいし、対戦が楽しみです」

日本のFIFAランキング19位なのに対し、ガーナは73位と大きく差が開いている。しかしマッチメーク環境なども影響するため、単純に力関係を示しているとは言い難い。

ドイツ生まれのドイツ育ちの指揮官は「事実として確かにそのようになっています。W杯の予選の前に、ガーナとして厳しいことがあったからこそ、そういうランキングになっています。その後で勝利を重ねて予選を通過できています。ただし前回のW杯の時も同じような状況でしたが、(大会直前に)スイスに勝ち、(本大会で)韓国に勝ち、私たちはしっかり戦える能力があることを示している。日本と対戦することで、自分たちが基準に見合っているのか試しつつ、ビッグトーナメントに向けてどういう方向性がいいのか見極めていきたい」と意欲満々に話した。