日本ハムの投打二刀流ルーキー、柴田獅子投手が13日、年内は打者一本に集中することを明かした。この日から千葉・鎌ケ谷で始…
日本ハムの投打二刀流ルーキー、柴田獅子投手が13日、年内は打者一本に集中することを明かした。この日から千葉・鎌ケ谷で始まった若手対象の練習に参加。「バッター(の実力)を上げたい。冬はバッターだけです」と宣言した。
今季は高卒新人ながら1軍で3先発を含む4試合に登板し、防御率2・92。CSでも先発候補に挙がるなど、投手としての力量は証明した。11日まで沖縄・国頭で行われた秋季キャンプから打者の練習に専念しているといい「楽しいですね」と顔をほころばせた。
打力向上へ、新たな取り組みも導入した。「『欲張るな』とか『調子に乗るな』とか言いながら打ってます」という“つぶやき打法”だ。無駄な力が入らないように、フリー打撃ではしゃべりながらスイング。「無になるために。気を紛らわせるんです。欲を出さないために」と意図を説明した。この日もブツブツとつぶやいて約40スイングで柵越え2本、フェンス直撃3本。快音を響かせ「自分は集中しない方がいい。そっちの方がめっちゃ飛ぶっす」と効果を改めて実感した。
オフは懸垂や腕立てなど自重によるトレーニングと瞬発系のトレーニングを並行して行い、肉体強化を図る予定。来季の1軍での打者デビューを「本格的に、早く」と熱望した。