守備のベストナインを選ぶ「第54回三井ゴールデン・グラブ賞」が12日に発表され、阪神の森下翔太外野手(25)は自身初の…
守備のベストナインを選ぶ「第54回三井ゴールデン・グラブ賞」が12日に発表され、阪神の森下翔太外野手(25)は自身初の獲得となった。「素直にうれしいです」。強肩を武器にリーグ最多の4補殺を記録。打撃での貢献が注目されがちだが、外野守備でもチームの危機を救ってきた。
印象的なのは7月13日のヤクルト戦(甲子園)でのレーザービーム。1点リードの九回1死二、三塁で右飛を捕球し、本塁にノーバウンド送球。三塁走者を刺し、価値ある1勝に導いた。オフから掲げてきた守備力の向上。「キャンプから筒井コーチとやってきた」と努力が実を結んだ。
「近本さんとの横のつながりもあった。サポートがあって、自信を持ってできた部分もある。その経験をまた来年以降、自分の技術として落とし込んでいきたい」
初受賞で満足することはない。「今年だけじゃなくて、来年以降も狙っていきたい。どのポジションになっても、ゴールデングラブが狙えるような選手になっていきたい」。外野手から2人同時選出は球団史上初。来年も鉄壁外野陣の一角を担う。