J1神戸が12日、神戸市西区のクラブ施設で練習を公開し、MF武藤嘉紀は16日の天皇杯準決勝・広島戦(パナソニックスタジ…
J1神戸が12日、神戸市西区のクラブ施設で練習を公開し、MF武藤嘉紀は16日の天皇杯準決勝・広島戦(パナソニックスタジアム吹田)への意気込みを語った。
9日のリーグ戦・G大阪戦は1-1の引き分けで今季の優勝の可能性が消滅。3連覇の道は断たれた。しかしもうひとつのタイトル、天皇杯の連覇へ向けチームは2日間のオフを挟み再始動。武藤も「僕らのあるべき姿をファン、サポーターの方々に見せないといけない」と常勝軍団を築くためにもタイトル奪取を誓った。
G大阪戦では左手の指を負傷。この日はテーピングを巻いてはいたが、フルメニューをこなした。「チームのためなら指の2本ぐらい折れてもどうなっても大丈夫。チームのためにプレーし続けることが大事」と気迫はメラメラ。今年手術した腰の状態も「(動いた後の)リバウンドもなく、上がってきている」とした。しかし、結果については不満が残る模様で「天皇杯に向けてもう一度みんなに前を向かせるのも、僕ら経験ある選手の仕事。口でもプレーでも両方で鼓舞できるようにしたい」と話した。
G大阪戦で同点ゴールを決めたMF佐々木大樹は「広島は似たようなスタイルのチーム。リーグと違って一発勝負なので、先制点が大事」と話し「目に見える結果を毎試合取れるようなストライカーにならないといけない」と公式戦2試合連続得点を誓った。
G大阪戦で途中交代したFW大迫勇也は別メニュー調整。吉田孝行監督は「問題ないかなとは思っているが、状況を見ながら」と説明し「天皇杯を取りに行くのと(Jリーグの)3位以上を目指す。ACLE(アジア・チャンピオンズ・リーグ・エリート)は年内に最低でも1勝は必要」と、今後の試合を見据えた。