「第54回三井ゴールデン・グラブ賞」が12日、発表され、阪神からは村上頌樹投手(投手部門)、坂本誠志郎捕手(捕手部門)…
「第54回三井ゴールデン・グラブ賞」が12日、発表され、阪神からは村上頌樹投手(投手部門)、坂本誠志郎捕手(捕手部門)、大山悠輔内野手(一塁部門)、中野拓夢内野手(二塁部門)、佐藤輝明内野手(三塁部門)、近本光司外野手(外野部門)、森下翔太外野手(外野部門)が受賞した。
村上、佐藤輝、森下は初、坂本、大山、中野は2年ぶり2回目、近本は5年連続5回目の受賞。同一チームによる7人の受賞は2004年の中日(6人)を超えてセ・リーグ史上最多で、虎ジャックとなった。
7人の受賞を受け、藤川監督は「当たり前のことを当たり前にやっていく、凡事徹底でやってますから」と語る一方で、その難しさにも言及。「その中に心の揺れ動きもなかったというところはエラー数であったり、7つのポジションでゴールデングラブ賞が取れたというところですから、ファンの方を不安にさせるというか、グラウンドをざわつくようなプレーがなかったというか、普通にやっていれば十分。すばらしいと思います」と称賛した。
40本塁打を放った佐藤輝は、守備面でも大きく改善。積み重ねや継続する大事さに触れ、「やはり意識せずに通り過ぎることですね。小さなことを。エラーするとかしないというのは小さなことですから。それを日々、真ん中に持ってくるということではなく、普通にまっすぐ野球人生を歩んでいたら、そりゃエラーすることもあるだろうし、ファインプレーすることもあるだろうし、何も気にせず野球人生をまっすぐ歩んでいくことができれば、そういう結果がたまにはご褒美としてついてくるというかね。それが良かったんじゃないですか」と語った。
昨年は近本のみ。前回リーグ優勝した23年は5人(坂本、大山、中野、木浪、近本)だった。