米大リーグは記者投票で決める各リーグの最優秀監督賞を発表し、ナ・リーグはブルワーズのパット・マーフィー監督、ア・リーグ…
米大リーグは記者投票で決める各リーグの最優秀監督賞を発表し、ナ・リーグはブルワーズのパット・マーフィー監督、ア・リーグはガーディアンズのスティーブン・ボート監督がともに2年連続で受賞した。
投票は全米野球記者協会(BBWAA)15支部からランダムに選出された記者2人、計30人が3名連記で1位5点、2位3点、3位1点を選び、合計点で決定する。投票はレギュラーシーズン最終戦翌日に締め切られる。
プロ経験のないマーフィー監督は複数の大学の監督をへてメジャーのコーチを経験。15年にパドレスで監督代理として96試合を指揮したが、実質メジャー監督1年目の昨季は93勝、今季はメジャー全体最多の97勝を挙げ、地区3連覇を達成した。2年連続受賞はナ・リーグではブレーブスのボビー・コックス監督(04、05年)に続いて史上2人目の快挙。
ナ・リーグはドジャースを地区4連覇に導いたデーブ・ロバーツ監督が就任10年目で初の得票なし。1年目の16年に同賞を受賞した後は17年と22年の2位が最高。昨季は3人から3位票を獲得し、7位だった。
ガーディアンズのボート監督はレイズのキャッシュ監督(20、21年)に続き、ア・リーグ史上2人目となる2年連続受賞。捕手出身の同監督は就任2年目の今季は終盤の驚異的追い上げで地区連覇を達成した。
▽ナ・リーグ最優秀監督賞投票結果
①マーフィー(ブルワーズ)141点(1位票27、2位票2)
②フランコナ(レッズ)49点(1位票2、2位票9、3位票12)
③トムソン(フィリーズ)32点(1位票1、2位票7、3位票6)
④カウンセル(カブス)24点(2位票7、3位票3)
⑤マカロー(マーリンズ)22点(2位票5、3位票7)
⑥ロブロ(ダイヤモンドバックス)1点(3位票1)
シルト(パドレス)1点(3位票1)
▽ア・リーグ最優秀監督賞投票結果上位3人
①ボート(ガーディアンズ)113点(1位票17、2位票8、3位票4)
②シュナイダー(ブルージェイズ)91点(1位票10、2位票11、3位票8)
③ウィルソン(マリナーズ)50点(1位票2、2位票9、3位票13)