2022年北京冬季オリンピック(五輪)で銀メダルを獲得し、冬季五輪の日本人最年長メダリストとなったカーリング元ロコ・ソラ…

2022年北京冬季オリンピック(五輪)で銀メダルを獲得し、冬季五輪の日本人最年長メダリストとなったカーリング元ロコ・ソラーレの石崎琴美さん(46)が11日、自身のインスタグラムを更新。8日に消化管からの出血により、53歳で亡くなった日本テレビアナウンサーの菅谷大介(すがや・だいすけ)さんを追悼した。

石崎さんは、菅谷さんの生前最後となっていた10月26日のインスタグラムの投稿にツーショットで登場していた。菅谷さんは「今週は、カーリングの実況を担当しています。パンコンチネンタルカーリング選手権。その解説は、北京オリンピック銀メダリスト石崎琴美さん」とつづり、石崎さんとのツーショットを公開していた。

石崎さんは菅谷さんの訃報を受け「昨日、日本テレビ菅谷アナウンサーの訃報をニュースで知り、あまりにも突然の出来事にただただ驚きと悲しみでいっぱいです」と書き出した。

「大会の放送があった際、平昌五輪ぶりに菅谷アナウンサーとお仕事させていただきました。7年前平昌五輪で初めてお会いしたとき、私はテレビでよく拝見する方との初対面でとても緊張していたのですが、菅谷アナウンサーが優しく話しかけてくださりその上びっくりするくらい謙虚な方で、おかげでとても居心地よく解説させてもらえたことを今でもよく覚えています」と記述。

「そして、先月お会いしたときも国内チームのこと、12月に冬季オリンピック世界最終予選に出場する日本代表チームのこと、おそらくカーリングの実況は年に何回かしかないはずなのに、選手のことやチームのことをよく知ってくれていて本当に勉強熱心な方だととても驚かされました」とつづった。

さらに「誰に対しても裏表なく誠実で優しさ溢れるお人柄が本当に好きで、菅谷アナウンサーとお話しした後はなんだか自分まで優しくていい人になれた気がしました。試合の実況が終わったあと、日本チームオリンピック行けますよね? 石崎さんも12月の世界最終予選がんばってきてください!! 最後にそう言葉をかけてもらいました」と打ち明けた。その上で「菅谷さん、このピンバッジ持って行ってきますね!! いい報告ができるようにがんばってきます」と「2018 日テレ」と刻印されたピンバッジの写真を公開。「菅谷さん本当にありがとうございました。ゆっくり休んでくださいね。石崎琴美」と締めくくった。

菅谷さんは1997年に日本テレビに入社し、バラエティー番組からニュース、情報番組まで幅広く担当。スポーツ実況では箱根駅伝やプロレス、ゴルフなども担当した。

2022年1月には膵臓(すいぞう)がんと診断された。同年4月には腹腔(ふくくう)鏡による約4時間の手術を受け、同月下旬には会社に復帰したことなどを、同年8月に公表。インスタグラムを開設し、管理職としてアナウンサーのマネジメントに従事しながら、闘病経験などを発信していた。