サッカー日本代表は11日、国際親善試合のガーナ戦(14日・豊田スタジアム)、ボリビア戦(18日・国立競技場)に向け、千…

 サッカー日本代表は11日、国際親善試合のガーナ戦(14日・豊田スタジアム)、ボリビア戦(18日・国立競技場)に向け、千葉市内で調整した。26人全員がそろい、久保建英(24)=レアル・ソシエダード=ら9人が、ピッチで約1時間体を動かした。室内で調整した初招集のFW後藤啓介(20)はアピールに意欲を見せ、191センチの長身を生かし、日本の新たな武器となれるよう使命感を燃やした。

 遠目からでもすぐ見つけられる体の大きさと派手な金髪。合流初日ながら、その外見で早くも存在感を際立たせた。初のA代表に「まだ実感はないが、すごく楽しい。いろんな選手が話しかけてくれて良い一日でした」とあどけなさを見せた新人。もちろん、プレーでも目立つつもりで「ゴールをしっかり狙いたい」と意気込んだ。

 今季からベルギー1部のシントトロイデンでプレーするロサンゼルス五輪世代の大器は、ここまで12試合4得点。直近の試合では自らのゴールで初招集を祝福した。「目指してきたところなので、うれしかった」。世代別代表ではU-15から各年代で選出されていた若手のホープで「やっとだなっていうのもある。どれだけできるか楽しみ」と胸を躍らせた。

 今回のフィールドプレーヤーでは最長身。190センチ超えの日本人FWは希少で「高いのはすごい長所。日本をもう一歩先に連れて行ける存在になりたい」と活躍のイメージを膨らませる。上田綺世(フェイエノールト)を筆頭に激しいFW争いとなるが「1番手で試合に出られるように」と野心を燃やした。