今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した阪神近本光司外野手(31)が権利行使せずにチームに残留することが決まった…

今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した阪神近本光司外野手(31)が権利行使せずにチームに残留することが決まった。申請期限の11日、球団に結論を伝えた。複数年の大型契約とみられる。この日、報道陣の取材に応じ、率直な思いを語った。

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阪神近本の一問一答は以下の通り

-報告を

「今回、FA権を行使せず、残留することを決めました」

-決め手は

「そうですね。やっぱり甲子園で7年間やってきて、ファンの方だったり、その歓声であったり、その中で野球するという素晴らしいことを、これからも続けたい、その中で楽しく野球したいなと思いました」

-球団からはどのような話が

「コンスタントに毎年大きなケガなく、成績を安定して残してくれたというところを評価していただいたなと思っています」

-それを聞いて

「すごい成績を残せたかって言われると、そうではないと僕は思っているので、これから先、引退に近づいてくるので、そういった意味では安定して、常に期待に応えられる選手でこれからもいたいなと思います」

-チームメートには相談した

「相談というか…話はします。僕の権利だから、本当納得いくところまでというのは、こうした方がいいよとかというのはね、選手それぞれ言ってましたけど、それも踏まえて、自分の意思を自分が決めた決断です」

-この決断に至るまでの時間は長く感じたのか

「めちゃくちゃ長かったです。ほんと、いろんな話をしましたし、契約以外のことも話しましたし、11日という期限がある中で、自分の決断と自分の思いと、本当に悩みました。でも最終的には、また来年からまた頑張ろうっていうモチベーションを持ってやることを決めたので、また来年が楽しみだなと今思っています」

-プレーに関しては常に考えて思考をやめないイメージがあるが、プレー以外のことを考えるのは難しかったか

「そうですね。細かいところとか、本当雑なので。まあいいかっていう性格もあるんで。でもやっぱり自分の大事な、これから先あと何年野球ができるかわからないので、その中でモチベーションっていうところを大事に球団に伝える。球団からもそういうところを話し合って、野球以外でも考えるのはこれから先、何回あるかわからない。いい経験できたかなと思います」

-近本にとって阪神はどのような球団

「小さい時からタイガースを見てきて、まさか僕がタイガースのドラフト1位で選んでいただいて、すごい縁がある球団だなと思いましたし、このチーム入った時は11年、12年優勝してなかったんで、なんとかこのチームで優勝したいっていう思いで頑張ってきて。2年前と今年優勝することができて、本当にこのチームで頑張ってきてよかったですし、それをまたファンの人と球団の人と、またチームメートと、それに関わるような人と、また喜びを分かち合いたい。それをモチベーションに、また個人的にも今までよりも楽しく野球できたらいいなと思える球団です」

-どのような姿をファンに見せていきたい

「楽しくやってるところ。楽しく、新しいことに挑戦して、年齢を重ねるにつれて体も変わってくると思うんですけど、それも僕の野球人生だと思いながら、いろんなことにチャレンジして。失敗もすると思うんですけど、それもきっと温かく見守ってくれると思うんで。僕は僕らしくやりたいなと思います」

-タイガースファンに一言

「来年からも皆さんの前で甲子園球場の歓声を聞きながら楽しく野球をすることができます。また皆さんと優勝して、喜びを分かち合えるように僕は一から頑張っていきます」