「大相撲九州場所・3日目」(11日、福岡国際センター) 西幕下43枚目の若隆元(33)=荒汐=が大翔鵬(追風風)と対戦…

 「大相撲九州場所・3日目」(11日、福岡国際センター)

 西幕下43枚目の若隆元(33)=荒汐=が大翔鵬(追風風)と対戦。立ち合いで押し込まれたが、土俵際で回り込みながらはたき込みを決め、1勝1敗とした。

 今場所初白星を挙げた若隆元は、先月のプロ野球ドラフト会議の会場で、ファンと一緒に観覧している姿が話題となった。念願の初観覧だったという。

 今季1軍を6試合、2軍を4試合観戦した熱烈な中日ファン。1位中西聖輝投手(青学大)、2位櫻井頼之介投手(東北福祉大)、3位篠﨑国忠投手(徳島インディゴソックス)の結果に「1~3位が投手。思い切った、いいドラフトだった」と感想を語った。

 中西は重複指名を予想したが単独指名。「井上監督がくじを引くのを見たかったけれど、いい投手」と声を弾ませた。

 また、柳裕也投手がFA権を行使せず残留を決めたことを「残留したのでハッピー。かなり心配していた」と喜んだ。

 ドラフト会議は反響を呼んだ。「他の部屋の、もう辞めた力士からも連絡が来ました」と語った。大相撲ロンドン巡業から帰国し、時差ぼけが残る中での観覧。「体力すごいですね、という連絡もありました。本当に楽しかったです」と話していた。