2022年にすい臓がんを公表し、闘病しながらも仕事を続けてきた菅谷大介(すがや・だいすけ)アナウンサーが8日、亡くなっ…

 2022年にすい臓がんを公表し、闘病しながらも仕事を続けてきた菅谷大介(すがや・だいすけ)アナウンサーが8日、亡くなった。53歳。日本テレビが10日、発表した。箱根駅伝などのスポーツ実況も数々担当。18年平昌五輪ではスピードスケート女子チームパシュートで高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃が金メダルに輝いたレースを実況した。オランダとの決勝。歓喜の金メダルの場面を「この瞬間は永遠だ!」と実況した。

 高木菜は自身のインスタグラムで「『この瞬間は永遠だ』菅谷アナウンサーの心や想いのこもった実況は私の心にも、そして応援してくださった方々の心にも永遠に刻まれ続けます。スポーツの素晴らしさを実況を通して伝え続けてくださり本当にありがとうございました」と追悼し、菅谷アナの実況したレース動画のリンクとともに「菅谷大介アナウンサーの名実況と、私達にとっての永遠の瞬間をもう一度」と綴った。

 プロレス・ノアで活躍した小橋建太氏は「菅谷くん…『俺たちが癌に負けずに頑張る姿を皆さんが見て、元気になってもらおう!!』と3年前に話しをしました。菅谷アナウンサーは“癌に立ち向かう姿”“勇気”“覚悟”を見せてくれました。心よりご冥福をお祈りします」と悼んだ。高山善廣、大森隆男のノーフィアーとの絡みも人気だった。大森も「試合前後のインタビューでのやり取りは今も忘れられません。菅谷さん、謹んでご冥福をお祈りいたします」と綴った。

 ゴルフ女子の河本結は「いつも優しく声をかけてくださり、落ち着いた素敵な声で実況やインタビューしてくださいました。ご冥福を心よりお祈りいたします」と、偲んだ。