阪神は10日、梅野隆太郎捕手(34)が既に取得していた海外FA権を行使せずに残留すると発表した。今季は4年契約最終年だ…

 阪神は10日、梅野隆太郎捕手(34)が既に取得していた海外FA権を行使せずに残留すると発表した。今季は4年契約最終年だった。

 梅野は球団広報を通じて、「これまで支えてくださったファンの皆さまに活躍する姿をお見せできるように、しっかり今から準備をして来シーズンに臨みたいと思います。そして2025年シーズンで逃した日本一を奪還するために、チーム一丸となって頑張ります」と来季への意気込みを語った。

 梅野は福岡大から13年度ドラフト4位で阪神に入団。1年目から92試合に出場し、17年から23年まで7年連続開幕マスクをかぶるなど、扇の要としてチームをけん引してきた。プロ12年目の今季は52試合に出場。2年ぶりのリーグ優勝にも貢献した。

 藤川監督はリーグ優勝決定後、「投手陣はたくさん登板したんですけど、坂本と梅野、本当にこの2人が精いっぱいやってくれた」と高い評価を口にした。阪神生え抜き捕手では最多の通算1105試合出場を誇り、最年長野手として来季プロ13年目を迎える。大きな1ピースとして虎で日本一奪還を目指す。