阪神佐藤輝明内野手(26)が10日、ドラフト1位の創価大・立石正広内野手(22)に「オンリーワン」への道を示した。佐藤輝…

阪神佐藤輝明内野手(26)が10日、ドラフト1位の創価大・立石正広内野手(22)に「オンリーワン」への道を示した。佐藤輝はこの日、練習のために兵庫・西宮市の球団施設を来訪。その際、新たに後輩となる立石の印象について「強く振れるな(という印象)」と言及し「それを変えずにいってほしいなと思います」と熱望した。

主砲の佐藤輝はもちろん、故障などのアクシデントがなければ立石も来季、連覇を目指す1軍戦力に加わる。高川学園(山口)3年夏の甲子園でバックスクリーン弾を放ち、創価大2年春に東京新大学リーグ3冠王に輝いた実力者。佐藤輝の背中を追いかけてくるはずの存在だ。佐藤輝が自身の能力を伸ばし、大学球界NO・1野手から25年の本塁打王、打点王になったように、天賦の才能を磨く努力が立石を「オンリーワン」の選手へと押し上げる。

後輩への具体的な助言は「それはもう、会った時に言いたいと思います」と佐藤輝。20年ドラフト1位と25年1位が顔を合わせたとき、戦力の底上げというタイガースのミッションが力強く動き出す。リーグ最強のタイガース攻撃陣で不動の位置を占める近本、森下、佐藤輝、大山のドラフト1位カルテット。立石の加入で「クインテット」になる。【堀まどか】