「侍ジャパン練習試合、広島11-14日本代表」(10日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎) 侍ジャパンが広島との乱打戦を…
「侍ジャパン練習試合、広島11-14日本代表」(10日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)
侍ジャパンが広島との乱打戦を制した。
投手陣は平良、大勢、金丸、西口らが好投した一方で、隅田が乱調だった。三回から3番手で登板すると、予定していた3イニングを投げきれず、2回2/3を9安打9失点で降板。制球を乱す場面が目立ち、5四球を与えるなど課題を残した。5点リードの九回に登板した松山も4安打を集中され、失策も絡んで2/3回を2失点(自責点2)だった。
試合後、井端監督は「今までになかったピッチクロック、ピッチコムのところが出たが、ある程度は大丈夫かなと思った」と振り返り、国際大会での使用される新ルールへの対応について一定の手応えは示した。その上で「捕手は大丈夫そうといっていたが、結構いっぱい、いっぱいでというところでは、もうちょっと慣れが必要なのかな」とし、「ボール(WBC公認球)にアジャストしている投手もいれば、まだ(できてない選手もいる)というところで、もう一回投げるのでちょっとでも良くなれば」と話した。
ピッチクロックについては、打球を処理した野手が投手にボールを返すと計時が始まる。この日も外野深くへの打球を処理した後に、慌てて守備位置に戻す場面があった。井端監督は「(守備位置に)戻りながら内野に返すとか考えないといけない。投手は(時間内に)投げないといけないし、外野があわてて定位置まで戻っていた。ああいうことは本番はないようにしないと」と投手だけでなく守備に就く野手の対応も必要との認識を示した。