<大相撲九州場所>◇2日目◇10日◇福岡国際センター横綱大の里(25=二所ノ関)が2連敗中だった東前頭筆頭の伯桜鵬(22…

<大相撲九州場所>◇2日目◇10日◇福岡国際センター

横綱大の里(25=二所ノ関)が2連敗中だった東前頭筆頭の伯桜鵬(22=伊勢ケ浜)を寄り倒して、初日から連勝した。

立ち合いから得意の右を差せなくても慌てない。がっちり右上手をつかむと、左四つの態勢で寄り倒した。伯桜鵬の2日連続の金星を阻止し、年間4場所目の優勝へ、勢いをつける白星となった。

NHK中継で解説を務めた境川親方(63=元小結両国)は「慌てない。持って生まれた実力。大したもの」と絶賛した。圧倒的な強さにSNS内も盛り上がった。「大の里強すぎる。双葉山、大鵬、北の湖、千代の富士、白鵬レベルだと思いますよ」「全勝優勝の予感」などのコメントが寄せられていた。

▽八角理事長(元横綱北勝海)の話 大の里は落ち着いていた。左四つで伯桜鵬の形になりつつあったが、勝負どころを分かっている。相手に右上手を取られる前に攻めた。豊昇龍はこういう相撲だ。初日は先場所に比べて必死さがなかった。