<スペインリーグ:ラヨ・バリェカノ0-0レアル・マドリード>◇9日◇第12節◇エスタディオ・デ・バジェカスレアル・マドリ…
<スペインリーグ:ラヨ・バリェカノ0-0レアル・マドリード>◇9日◇第12節◇エスタディオ・デ・バジェカス
レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督(43)はラヨ・バリェカノ戦後、「ピッチには他にもチャンスを作り出せるFWがいた」と無得点の状況が続いているにもかかわらず、エンドリッキとゴンサロを起用しなかった理由を説明した。
Rマドリードは9日にアウェーで行われたスペインリーグ第12節でラヨ・バリェカノと対戦した。過去3シーズン続けて勝てていなかった狭いピッチで再び苦しみ、最後まで相手の組織的な守備を崩すことができず、0-0で引き分けた。試合後、シャビ・アロンソ監督が記者会見で話したもようをスペイン紙マルカが伝えている。
シャビ・アロンソ監督はまず、ラヨ・バリェカノ戦について、「我々は常に厳しい試合に向けた準備をしている。ここではずっと苦戦してきたし、今季もリードを奪うのが難しかった。試合はトランジションの連続で、ラヨ・バリェカノは試合を激しいペースに持っていく状況を作り出す。今日もそうだった」と振り返った。
インテンシティーの欠如を指摘されたことに対しては、「我々はすべてのデュエルに勝てたわけではないが、すべてに負けたわけでもない。トランジションを多用するラヨ・バリェカノとの激しい試合だった。自分たちの攻撃的なプレーで均衡を破れなかったのは残念だが、デュエルはインテンシティーの欠如によるものではない」と否定した。
得点が必要な状況にもかかわらず、センターフォワードのエンドリッキとゴンサロを起用しなかった理由に関しては、「ピッチには他にもチャンスを作り出せるFWがいた」と説明した。
右サイドバックにアレクサンダー=アーノルドではなく、フィジカル面に問題のあったバルベルデを起用し、途中交代を余儀なくされたことについては、「それは別の痛みによるものだ。フェデは試合前、問題なかった。トレントはもう少し時間が必要だが、この後の国際Aマッチ期間でそのための時間を取れるだろう」と返答した。
スペインリーグ首位のRマドリードは今節を引き分けに終わったことで、2位バルセロナとの勝ち点差が3に縮まった。次節、23日にエルチェとアウェーで対戦する。(高橋智行通信員)