広島の森下暢仁投手(28)が9日、広島・廿日市市の大野練習場で行われている3軍練習に参加。右肩の炎症のため、リハビリ組…

 広島の森下暢仁投手(28)が9日、広島・廿日市市の大野練習場で行われている3軍練習に参加。右肩の炎症のため、リハビリ組での調整が続いているが、すでにブルペンで傾斜を使った投球を再開していることを明かし、例年通りのオフを過ごせる見通しを示した。

 表情は明るかった。この日はキャッチボールなどで調整。右肩の炎症については「もう大丈夫だと思います」と大きくうなずいた。現状のリハビリ具合に目を向けても「そんなに悪くないですし、落ち着いてきているので」と自然と口角が上がった。

 8月23日・中日戦(マツダ)で先発した翌日に右肩の炎症で出場選手登録を抹消され、そのまま自身のシーズンは終了。そこからノースロー調整も経て、徐々に強度を上げてきた。ブルペンでの傾斜を使っての投球もすでに5回程度実施。「1カ月ちょっと休んで、肩の状態も良くなって確認のために(ブルペンに)入った」という中、球速は140キロをマークし、順調な回復具合を際立たせた。

 今後については「肩に気を使いながら、トレーニングをしていくことになると思う」と語った。10日からは大分県由布市で行われる湯布院リハビリキャンプに参加する。仲間たちと温泉につかって英気を養い、来季へのエネルギーをチャージする。