<明治安田J2:仙台2-0熊本>◇9日◇第36節第2日◇ユアスタ正念場を制した。J2ベガルタ仙台が2-0でロアッソ熊本に…
<明治安田J2:仙台2-0熊本>◇9日◇第36節第2日◇ユアスタ
正念場を制した。J2ベガルタ仙台が2-0でロアッソ熊本に勝利。後半24分、FW宮崎鴻(26)が3戦連続、自身キャリアハイを更新する8ゴール目で先制すると、後半45分にはFW小林心(25)がホーム2戦連続となるゴールで追加点を挙げ、森山佳郎監督の58歳のバースデー勝利に導いた。勝ち点61とし、自動昇格(2位以内)の可能性を残し、プレーオフ(PO)進出にも王手をかけた。
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アグレッシブな男が試合を動かした。スコアレスで迎えた後半24分、DF奥山からのパスに、相手を交わしたMF郷家が左サイド深くでクロスを放ち、ゴール前中央の宮崎が右足でネットを揺らした。待望の先制点。宮崎は「友太(郷家)がまず頑張ってくれたので、自分は流し込むだけでした。友太に感謝です」。ボールを保持される展開が続くも、勝利への活路を見いだした。
J1昇格へ負けられない戦いが続く中、前節アウェー今治戦は痛恨の逆転負け。この一戦に懸けていた。直近でツートップを組み、この日アシストを受けた郷家とも「自分たちFWがしっかり結果を出せば、おのずとチームの結果に結びついてくる。まずは自分たちが結果を出そう」。互いに鼓舞してきた。郷家に限らず、「どうやったらこいつがプレーしやすいか、どういうプレーがしたいか、理解が深まってきている」。コンビネーションプレーにも手応えを感じる中で、キャリアハイを更新し続け8得点目。「もう2勝するしかない。ゴールでもアシストでも目に見えるかたちでチームに貢献していきたい」と貪欲に走り続ける。
この日、58歳の誕生日を迎えた森山監督は試合後、サポーターからバースデーコールを浴びた。指揮官もお返しに満面の笑みで応えた。「この年になったらうれしくもないんですけど(笑い)。自力でなんとかなる位置につけている。それを選手たちがその権利を手放したくないという魂のある戦い方をしてくれたことが本当にうれしいです」と熱い思いをかみしめた。
後半の果敢な攻め、3試合ぶりに無失点での白星に「これぞ仙台の戦いというゲームが久しぶりにできたなという感じです」と森山監督。あと2戦、仙台らしく最後まで闘志を燃やし続ける。