新日本プロレスは9日、都内で「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」(26年1月4日)の…

新日本プロレスは9日、都内で「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」(26年1月4日)の対戦カード発表会見を開催し、棚橋弘至(48)とオカダ・カズチカ(38=AEW)が対戦することが正式決定した。

最初に登場したオカダはAEWのリングさながらにカメラに向かって中指を突き立て「無事に2026年1月4日、棚橋さんとの引退試合が決まりましたけれども、天龍さんと引退試合した時は、昭和のプロレスが終わったなという感じはしましたけれども、棚橋さんと東京ドーム何回も行っていた時は、あの時は平成でしたので、平成のプロレスを終わらせていきたいなと思います。東京ドームの棚橋弘至を倒すのは手ごわなかったですからね、しっかりと気を抜かずにやっていきたいなと思います」とあいさつ。

棚橋は「引退試合の相手を引き受けてくれたオカダに感謝します。ただ、ここ数年ずうっと負けてますね。4連敗かな。そして、レインメーカーとして凱旋(がいせん)してきた時のレインメーカーショックの、まあ古い話になりますけどね。あそこから始まった物語ですから。借りも返したい。なかなか引退試合で勝って、辞めていくっていう選手はいない。少ない。それ、僕1人知ってますね。全力を出して、出し切れる相手なんで。まだまだできるぞって思われて辞めるのか、棚橋はボロボロだししょうがないなって思われて辞めるのか。後者にならないように、最高のコンディションで臨みます」と意気込んだ。

引退試合で勝利したプロレスラーで思い起こされるのがアントニオ猪木。1988年4月4日、「ファイナルイノキトーナメント」を勝ち上がったドン・フライと引退試合で対戦し、グラウンド・コブラツイストで勝利した。

棚橋とオカダのシングルマッチ通算対戦成績はオカダの9勝5敗3分けで、ここ4試合はオカダが4連勝している。オカダはこの日の会見で「引退が寂しいんじゃなく、もうオカダやめてあげてよっていうくらいボコボコにしたいと思います」と宣言した。

両者は前日8日の安城大会にオカダがサプライズで登場したことで、リング上で対峙(たいじ)。オカダが「棚橋さん、引退おめでとうございます。お疲れさまでした。2026年1月4日、よかったら僕がやりますよ。それまで疲れんじゃねえぞ、この野郎!」と対戦を申し出ていた。