「女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・最終日」(9日、瀬田GC北C=パー72) 朝から降り続いた雨が10時半を過ぎ…
「女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・最終日」(9日、瀬田GC北C=パー72)
朝から降り続いた雨が10時半を過ぎて強くなり、グリーン上も水が浮き始めた同コース。10時57分に、継続が難しいと判断され「降雨によるコースコンディション不良のため」競技が中断。さらに12時58分、再開見込みが立たないため最終日は中止となった。
首位タイで出た畑岡奈紗は1打伸ばして通算16アンダー。荒木優奈は1バーディー、1ボギーのイーブンで同15アンダー。ともに5番をプレー中だった。
中止により3日目までの成績が反映されることとなり、3位以下の順位が確定。前日まで首位で並んでいた畑岡と荒木がプレーオフに臨んだ。午後2時30分から行われたプレーオフは通常パー5で行われていた18番ホールを、フェアウエーからのティーショットとなる129ヤードに短縮した形で行われた。
1ホール目、先に打った荒木はグリーンをわずかにオーバー、上から5メートルほどのアプローチを残した。
一方の畑岡はグリーンを捉えたものの、ピン右10メートル以上と、荒木よりも距離のある2打目が残り、ファーストパットがピンを2メートルほどオーバー。
荒木のアプローチもピンを超え、2メートルオーバー。3打目、先に打った荒木が外し4打でカップイン。両手を広げて喜んだ。
畑岡は横からの難しいラインを読み切って、22年DIOインプラントLAオープン以来、3年ぶり、日米通算12勝目を手にした。
畑岡はキャディーとハグして喜びを分かち合うと、涙をぬぐった。インタビューでは「最後、入ってくれてホッとしました。長く感じた3年半でした」と喜びを口にし、今後に向け「メジャー優勝を達成したいですね」と話した。