「プロレス・新日本」(8日、東祥アリーナ安城) 来年1月4日の東京ドーム大会で引退するエースで社長の棚橋弘至(48)の…
「プロレス・新日本」(8日、東祥アリーナ安城)
来年1月4日の東京ドーム大会で引退するエースで社長の棚橋弘至(48)の対戦相手が、米AEWのオカダ・カズチカ(37)に電撃決定した。メインイベントで棚橋がYUTO-ICE(28)をハイフライフロー3連発で撃破した後、オカダが電撃登場。棚橋の現役最後の対戦相手を名乗り出て、退団した24年2月以来約2年ぶりに古巣マットに上がることが決定的となった。
地元出身でもあるレインメーカーの電撃来場に安城のファンはどよめきに包まれた。棚橋がメイン勝利後のマイクで「安城の皆さん、愛してまーす」の決めぜりふで締めくくった直後、コインが落ちる効果音でおなじみのオカダの入場テーマがかかり騒然。黒いシャツとパンツ姿のオカダが登場し、爆発的な歓声が湧いた。
リングインしたオカダは「棚橋さん、引退おめでとうございます。そして、お疲れ様でした」と皮肉を込めて言うと、「2026年1月4日、よかったら僕が(引退試合の相手を)やりますよ。それまで疲れんじゃないぞ、この野郎!」と名乗り出た。さらに、かつてオカダのマネージャーだった外道(56)がマイクを握り、「レインメーカーが来たからには、史上最高の引退試合になるぞ。なんでか分かるか?レェェェヴェルが違うんだよ、この野郎。『WRESTLE KINGDOM20 in 東京ドーム』、カネの雨が降るぞ」と、久々に決めぜりふが響いた。
棚橋は来年1月4日の東京ドーム大会で引退することが決まっていたが、対戦カードはまだ発表されていなかった。同大会の一部カードが発表された今月4日の記者会見では「くーーーっ」と苦渋の表情を浮かべ、「もうちょっとお待ちください。(近いうちに)発表します」と理解を求めていた。また、同日時点でのチケット券売数が3万1548枚であることを発表し、「過去最速の売れ方だと聞いている。最後の最後にかなえたい夢、それは東京ドーム大会を超満員(にすること)。残り2カ月、最後まで命を燃やす」と力を込めていた。