「侍ジャパン強化合宿」(8日、宮崎) 今合宿で初のライブBPが行われ、ピッチクロックに野手も苦戦した。 球場のスコアボ…

 「侍ジャパン強化合宿」(8日、宮崎)

 今合宿で初のライブBPが行われ、ピッチクロックに野手も苦戦した。

 球場のスコアボード横などに秒数が表示され、気にしながらの練習となった。投手は走者なしの場合は15秒、走者ありの場合は18秒までに投球が必要で、打者の打席結果が決まった後は次打者に30秒までに投球しなければいけない。

 練習後、取材に応じた井端監督は「ピッチャーはいつもの間合いより早く意識してるなと感じた。ボールを受け取ってからですから、キャッチャーの方もピッチャーがマウンド戻るまでとか、いろいろ気を使っていた。早く慣れることだと思います。バッターも、意外とサイン出したら時間ないなと。こちら側も早く慣れることが大事かなと思います」と、収穫と対策を口にした。

 野手も残り8秒の時点で打つ準備が必要で、シーズンのようにゆっくりと打席に向かっていては自動的に1ストライクとなってしまう。この日は森下がダッシュで打席へと向かい、いつものルーティンもそこそこにバットを構える様子もあり、井端監督も「ネクストから走る。今までのように日本だと音楽を聞いてゆっくり、というのはほぼほぼないのかなと思うので、まずは準備が大事。バッターボックス付近まで早くいくということが大事かなと思います」とうなずいた。

 実戦での経験も、来年の本番に向けて大きいものとなる。「韓国戦のようにお客さんが入ってとか、試合の方に集中したら変わってくる。そこで失敗してもいいかなと思っていますし、まずは本番に向けて経験することが大事かなと思います」と語った。