「オリックス秋季キャンプ」(7日、高知) “無死満塁斬り男”のオリックス・山崎颯一郎投手(27)が7日、高知市で行われ…

 「オリックス秋季キャンプ」(7日、高知)

 “無死満塁斬り男”のオリックス・山崎颯一郎投手(27)が7日、高知市で行われている秋季キャンプ2日目で初のブルペン入り。挑戦中の新球カーブを披露するなど存在感をアピールした。

 「やりたいことを試した。今、一番練習したいのはカーブでコントロールをつけていきたい」

 今季28試合の登板にとどまるなど、ここ2年は不振の右腕だが、浮上の契機はつかんだ。9月に2日連続で無死満塁の場面で起用され、いずれも無失点で切り抜けた。「あの満塁斬りからいろいろと発見があって変わった。『打たれても仕方ない』の心の持ちようが、いいきっかけになった」と精神面も含めた手応えを感じている。

 “元守護神”平野兼任投手コーチは「彼は自分のやりたいことを全うできる子。実を結ぶ」と太鼓判。来季の巻き返しへ実りの秋とする。