「侍ジャパン強化合宿」(7日、宮崎) 侍ジャパンの井端弘和監督(50)が来年3月のWBCでは六回から、各球団の守護神を…
「侍ジャパン強化合宿」(7日、宮崎)
侍ジャパンの井端弘和監督(50)が来年3月のWBCでは六回から、各球団の守護神を投入する「スペシャル方程式」を組むプランを明かした。有力候補になるのは巨人の大勢、中日の松山、広島の森浦、ドジャースの佐々木。日本が誇る投手力、攻めの継投が連覇に欠かせない。
「(抑え候補の投手)全員が行けるなら、六回ぐらいからというプランは考えられる。1人でも多く1イニングをピシャッと抑えてくれる投手がいるとありがたいよね」
脳裏に描く作戦の幅が広がる。強化合宿2日目。今季最優秀中継ぎの大勢、最多セーブの松山がそろってブルペン入りした。重低音が響く室内は迫力満点。視察した井端監督も「迫力があるなと、改めて思った」とうなずく。15、16日の韓国戦でどちらを抑えに置くかは思案中だが、見据える先は来年3月の本戦だ。
10日・広島との練習試合にはタイブレークで登板予定の森浦も含め、各球団の抑え経験者を中盤から投入する攻めの継投が選択肢になる。「ボールが強い投手を選ぶのか、そこで左対左を選ぶのかというところは、もう考えています」と指揮官。“クアトロストッパー”が井端ジャパンのカギを握る。