<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇7日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子ショートプ…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇7日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子ショートプログラム(SP)

22年北京五輪団体銀、女子銅メダルの坂本花織(25=シスメックス)が今季GP2戦目に臨み、今季自己最高の77・05点でSP首位スタートを切った。冒頭の3回転ルッツなど、全3本のジャンプを成功。充実感たっぷりの笑顔で氷を降りた。

今季限りでの引退を表明している元世界女王は、2位となった第1戦フランス大会で合計224・23点をマーク。「苦手」とする欧州の大会での高得点に「この大会の課題を達成できた」としつつも、17歳の中井亜美に及ばず「悔しさもある」と複雑な思いをこぼしていた。

上位6人が対象のファイナル(12月、名古屋)は、来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表3枠の選考にも大きく関わる。今大会で優勝すれば、ほかの選手にかかわらず自力での進出が決定。フリーでも安定感ある演技で大会連覇を飾り、集大成となる五輪へつなげたい。