プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)、元WBC、IBF世界バンタム級統一王者中谷潤人(2…
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)、元WBC、IBF世界バンタム級統一王者中谷潤人(27=M・T)が「競演」する12月27日のサウジアラビア興行RING5「ナイト・オブ・ザ・サムライ」の国内向け開催会見が7日、都内のホテルで行われた。井上、中谷とともに参戦する元WBA、WBC世界フライ級王者寺地拳四朗(33=BMB)、前日本ライト級王者でアマ10冠の今永虎雅(26=大橋)、アマ13冠でWBA世界スーパーフェザー級3位の堤駿斗(26=志成)、アマ9冠で堤の弟麗斗(23=志成)が出席。それぞれ中東決戦への意気込みを口にした。
7月にWBA、WBC世界フライ級統一王座から陥落した寺地は、再起戦でいきなりIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバリド・ガルシア(35=メキシコ)に挑戦。3階級制覇を目指す。寺地は「今回、すぐに復帰しようと思って。ここで辞められないと。みなさんのたくさんの応援もあって、このまま辞めることはない。2日後にはやろうと決めていました。すぐにこんなに大きい試合できるとは思っていなかったのでうれしい」と感謝した。ガルシアについて「すごく好戦的。どんどん前に出るディフェンス力とか、すぐに打ち返すこともやっている」と対策を練っている。
IBF世界同級王座を獲得すれば、以前から対戦を希望していたWBC、WBO世界同級統一王者ジェシー・ロドリゲス(25=米国)との統一戦も現実的なものになる。ロドリゲスは今月22日にサウジアラビアでWBA世界同級王者フェルナンド・マルティネス(34=アルゼンチン)との対戦を控えている。ロドリゲスが勝てば、4団体王座統一戦になりそうだ。
寺地は「やっぱり、ここでしっかりと勝って。ジェシー・ロドリゲス選手とやることが大事。努力して頑張りたいと思う」と気合十分だった。