フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズは7日、大阪・東和薬品ラクタブドームで第4戦NHK杯が開幕する。全6大会の…
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズは7日、大阪・東和薬品ラクタブドームで第4戦NHK杯が開幕する。
全6大会のGPシリーズも後半戦に突入。最大2大会に出場できる選手たちは、シリーズ2戦上位6人(組)が対象のファイナル(12月、名古屋・IGアリーナ)進出を目指している。
第3戦スケートカナダではシニア1季目の中井亜美(TOKIOインカラミ)が3位に食い込み、第1戦フランス大会優勝と合わせてファイナル一番乗りを決めた。
女子は今季限りでの現役引退を表明し、第1戦フランス大会2位の坂本花織(25=シスメックス)が今季GP2大会目に臨む。現時点では優勝すれば、他の選手にかかわらず、自力でのファイナル進出が決まる。
25年世界選手権6位の樋口新葉(ノエビア)は、今季GP初戦を迎える。第5戦スケートアメリカとの連戦となっており、弾みをつけたい。
24年NHK杯で3位に入った青木祐奈(MFアカデミー)は第3戦スケートカナダ6位となり、ファイナル進出は極めて厳しい立場。12月の全日本選手権(東京・代々木第一体育館)へとつなげる演技を披露したい。
海外勢ではルナ・ヘンドリックス(ベルギー)が、今季GP初戦となる。世界選手権は22年銀メダル、23年銅メダルの実力者。昨季の右足首の手術から復帰しており、GPシリーズでの存在感に注目が集まる。
◆GPファイナル争い(◎は進出確定)
◎〈1〉中井亜美(TOKIOインカラミ)26点 ※第1戦フランス大会優勝、第3戦スケートカナダ3位
〈2〉イザボー・レビト(米国)22点 ※第1戦フランス大会4位、第3戦スケートカナダ2位
〈3〉千葉百音(木下グループ)15点 ※第3戦スケートカナダ優勝、第6戦フィンランド大会出場予定
〈4〉アンバー・グレン(米国)15点 ※第2戦中国杯優勝、第6戦フィンランド大会出場予定
〈5〉坂本花織(シスメックス)13点 ※第1戦フランス大会2位、第4戦NHK杯出場予定
〈6〉アリサ・リュウ(米国)13点 ※第2戦中国杯2位、第5戦スケートアメリカ出場予定
〈7〉住吉りをん(オリエンタルバイオ/明治大)11点 ※第1戦フランス大会3位、第6戦フィンランド大会出場予定
〈8〉渡辺倫果(三和建装/法政大)11点 ※第2戦中国杯3位、第5戦スケートアメリカ出場予定
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ルナ・ヘンドリックス(ベルギー) ※第4戦NHK杯、第6戦フィンランド大会出場予定
樋口新葉(ノエビア) ※第4戦NHK杯、第5戦スケートアメリカ出場予定
◆得点の算出方法
各大会1位に15点、2位に13点、3位に11点、4位に9点、5位に7点、6位に5点、シングルは7位に4点、8位に3点が与えられる。合計点が並んだ場合は最高順位が高い選手が上位。それでも同じ場合はスコアの合計得点で比較される