米大リーグ機構は6日(日本時間7日)、打撃のベストナインに相当する「シルバースラッガー賞」を発表し、ドジャース大谷翔平投…
米大リーグ機構は6日(日本時間7日)、打撃のベストナインに相当する「シルバースラッガー賞」を発表し、ドジャース大谷翔平投手(31)がナ・リーグの指名打者(DH)部門で選ばれた。選出はエンゼルス時代を含む21、23、24年に次いで3年連続4度目。日本人ではイチロー(マリナーズ)を抜いて、単独で最多となった。
今季はドジャース移籍後初めて、投打二刀流が復活。打者専念だった24年と違い、投手としての負担がありながらも、打率2割8分2厘、自己最多を更新する55本塁打、102打点をマーク。OPS(出塁率+長打率)1・014は、本塁打王と打点王シュワバー(フィリーズ)の・928に大差をつけてリーグトップだった。
最大目標としている、球団史上初の2年連続ワールドシリーズ優勝を果たしたばかり。個人タイトルでも、さっそく報われた。
◆シルバースラッガー賞 「ルイビル・スラッガー」のブランド名で知られるバットメーカーの米最大手ヒラリッチ&ブラズリーがスポンサーとなり、1980年にスタート。各球団の監督、コーチの投票で決まる。21年までDH制を採用していなかったナ・リーグは、投手の同賞も選出していた。歴代最多受賞はバリー・ボンズ(ジャイアンツなど)の12回で、次点はマイク・ピアザ(ドジャースなど)の10回。受賞者には銀色のバットが贈られる。