チームの強みと弱み、その塩梅(あんばい)とは? Jリーグ最年長指揮官の東京ヴェルディ城福浩監督(64)が、ルヴァン杯決勝…
チームの強みと弱み、その塩梅(あんばい)とは? Jリーグ最年長指揮官の東京ヴェルディ城福浩監督(64)が、ルヴァン杯決勝を考察した。
ドイツ人のスキッベ監督が率い、堅守から一気にゴールに向かうリアリスティック広島。対する柏は、スペイン人のリカルド・ロドリゲス監督が志向する攻撃的なポゼッションスタイル。11月1日の決勝は両指揮官のカラー通り、スタイルの異なる戦い振りが注目された。
試合は広島がロングスロー2本に直接FKというセットプレーから前半のうちに3点を奪い取り、3-1で柏のポゼッションスタイルを打ち破った。勝負に徹する強者の姿が色濃く映るものだった。
広島でも指揮を執った城福監督は、こう見解を述べた。
「チームには色があって、その色っていうのは監督の志向もあれば、選手の特長もあるじゃないですか。広島の持ってる武器っていうのと、広島から見た相手のウィークをしっかり分析をして、対策をして準備してきた。その1つがセットプレーだったと思うんですね。もちろんセットプレーも含めてこれは広島の武器なので、我々は勝負の世界に生きてる中で、我々らしいサッカーをやれればいいんだっていうのは自己満足の世界なんでね。自分たちが自分たちらしいサッカーを、自分たちの特長を生かしたサッカーをやる中で、どういうふうに勝負につなげていくのかっていうのは、おそらく柏のリカルド監督もずっと考えてきたし、広島のスキッベ監督も考えてきた中でああいう結果になったと思うんですよね。それを踏まえて、おそらく柏はもうワンランク上のチームになっていくために、残りの試合はより集中力が高まるでしょう。ああいうのを見ていて、こうサッカーを貫いていればいいっていうところと、自分たちのストロングとウィークっていうのを、どうバランスを取るかっていうのは改めて考えさせられました」
負けたことによって自らの弱みを受け入れ、それを克服しようとする作用が働く。だからこそ、ここからの柏はまた強くなると読む。
柏はリーグ戦では残り3試合、首位鹿島に勝ち点1差の2位。城福監督は「チームが足りないものを埋めていく、非常にいいモチベーションになったのではと感じています」と結んだ。