<東京女子プロレス>◇18日◇後楽園ホール荒井優希は勘の鋭いプロレスラーだった。「楽しみにしていた」というハイパーミサヲ…
<東京女子プロレス>◇18日◇後楽園ホール
荒井優希は勘の鋭いプロレスラーだった。「楽しみにしていた」というハイパーミサヲとの初のシングルマッチ。
いつも奇策を持ちかけてくるミサヲが今回提案したのは、なんと「クイズ大会」だった。ルールはカウント2を取るか、相手をロープエスケープさせると回答権が得られ、相手のパーソナルな問題に正解すると勝利というもの。お互いにカウント2を取ることは難しくないものの、クイズは4択ながら「難しすぎた」と振り返った。なかなか正解できず、試合は長期戦となった。
クイズにはテレホン、オーディエンス、50-50のライフラインも用意されていた。どこかで聞いたことあるようなシステム。荒井は2問目で、テレホン相手役で会場で待機していた山下実優を“無視”し、オーディエンスに頼るも拍手が偏らず、まさかの不正解。その後ビッグブーツを連発して再び回答権を得ると「ミサヲの好きなすしネタ」に「イクラ」と叫び、正解。戦いに終止符を打った。試合後には「私がパーソナルな部分を知っていた」と豪語したが、その後「カンですよ」と明かした。敗れたミサヲも「運がいいだけ」と納得のいかない様子で「これならもっと違う提案をすればよかった」と肩を落とした。
荒井は3月にSKE48を卒業し、プロレス専念も6度防衛したインター王者から陥落後はベルトから遠ざかっている。運も味方に付け、新たなタイトルに向かってこれからも突き進む。