<WWE:日本大会>◇18日・第2日◇東京・両国国技館26年中の現役引退を表明しているAJスタイルズ(48)がメインイベ…

<WWE:日本大会>◇18日・第2日◇東京・両国国技館

26年中の現役引退を表明しているAJスタイルズ(48)がメインイベント終了後に日本のファンに向けて惜別のあいさつを行った。

メインのタッグ戦で勝利したCMパンク(46)、中邑真輔(45)から呼び込まれてリングに登場。中邑が日本語で通訳する形でお別れの言葉を集まった日本のファンに伝えた。

03年にゼロワンのマットで初来日を果たしたAJスタイルズは「私が初めて日本に来た時、正直、何を期待されているのかわかりませんでした。こんな自分のことを受け入れもらえるとは分からなかった。でも初日からあなたたちは敬意と情熱を持って迎えてくれた」と初来日当時からの感謝の気持ちを伝えた。さらに「俺は持てるすべてを出し切ってきた。それがあなたたちたちにふさわしいと思ったからです。あなたたちは決して忘れないものをくれた。それは信頼であり、エネルギーであり、プロレスへの愛です。俺はこのリングを去るかもしれない。でも俺の心の1部はいつもここに残る。そしてあなたたち1人1人の中で」とお別れのメッセージを送った。

最後に日本語で「ありがとうございます」と頭を下げると、会場からは「サンキュー、AJ!」の大きなコールがわき起こった。その後、日本大会に出場した選手が次々とリングに入り、アイバーの左肩に担がれた。両手を挙げながらAJスタイルズは大声援に応じていた。

AJスタイルズは米団体TNAを退団後、14年4月から新日本プロレスに本格参戦し、IWGPヘビー級王座を獲得。オカダ・カズチカ、棚橋弘至とのIWGPヘビー級王座戦、中邑真輔とのIWGPインターコンチネンタル戦で激突して人気を博した。16年1月からWWEと契約を結び、その後、WWEに加入してきた中邑とWWEヘビー級王座を争うなど、日本とは縁が深い。リングサイドに座っていた24年7月に対戦したノア丸藤正道とも再会し、抱擁を交わしていた。【藤中栄二】