<国内女子ゴルフツアー:富士通レディース>◇第2日◇18日◇千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)◇…

<国内女子ゴルフツアー:富士通レディース>◇第2日◇18日◇千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

2位に1打差の単独首位から出た渋野日向子(26=サントリー)は、2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76と4つ落とし、通算2アンダー、142で21位に後退したものの、日米ツアーを通じて6戦ぶりに予選を通過した。8アンダーで並んだ首位の渡辺彩香、木村彩子、高橋彩華の3人とは6打差で、最終日に臨むことになった。

出だしの1番、伸ばしたいパー5がボギー発進となった。第3打をピン奥15メートルのグリーンに乗せたが、そこから3パット。80センチのパーパットがカップに蹴られ、表情を曇らせた。それでも3番パー4で取り返した。フェアウエーからの第2打を、ピン手前2メートルにピタッと止めて、バーディーパットも落ち着いて決めた。

後半最初の10番で2つ目のバーディーを奪い、一時はバーディーを先行させていた。だが12番パー4で痛恨のダブルボギー。第2打がバンカーにつかまると、第3打でグリーンに乗せられずラフへ。第4打のアプローチを寄せられず、ボギーパットを外し、一気に2打落とした。悪い流れは止められず、13、14番を連続ボギー。16番も落とした。

「チョー悔しい1日だった。スタートホールからパットも外れちゃったし、耐えてはいたけど、すごく悔しい12、13、14番だった。いつも通りの自分だなっていう感じでした」。ホールアウト後、悔しさを押し殺して話した。

前日17日の第1ラウンドはパッティングが好調だった。だが、この日は「タッチを合わせるのも一苦労だったし、なかなか厳しかった」と、グリーン上で苦しんだ。18ホール合計で、前日の25パットだったが、この日は30パットを要した。

「ダボってしまったところ(12番)は、まだ、スッと『切り替えよう』と思って切り替えられたけど、その次(13番ボギー)がけっこうダメージがきちゃった」と、連続で落としたところから、精神的にも落ち込んでいったと振り返った。

6戦ぶりの予選通過については「超久々に最終日を迎えるけど、こういう迎え方はしたくなかった。もう1日できる喜びを、かみしめたいけど、悔しさの方が上回っている」と、ホールアウト直後に語った。

「やるべきことがたくさんだし、直すところはたくさんだし、課題もたくさん。いっぱい練習しないと」。ホールアウト後は、練習できる日没までに時間に限りがあるため、急ぎ足で打撃練習場に向かい、打ち込んでいた。