<ナ・リーグ優勝決定シリーズ:ドジャース5-1ブルワーズ>◇第4戦◇17日(日本時間18日)◇ドジャースタジアムブルワー…

<ナ・リーグ優勝決定シリーズ:ドジャース5-1ブルワーズ>◇第4戦◇17日(日本時間18日)◇ドジャースタジアム

ブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手(33)が、大谷翔平投手(31)をたたえた。

イエリチは「3番DH」でスタメン出場。第1打席は、大谷の100・2マイル(約161キロ)の直球で空振り三振に倒れた。第2打席は4回無死二塁で遊ゴロ、第3打席は7回無死で四球を選んだ。

大谷は1回、左腕キンタナから右翼席上段への先頭打者アーチ。投手の先頭打者弾は、MLB史上初だった。第3打席では、右腕パトリックから、飛距離469フィート(約143メートル)の特大ソロ。7回には、守護神メギルからこの日3本目となる本塁打で、ブルワーズはまさかの4連敗で敗退した。

18年にMVPを獲得したイエリチは、このシリーズ13打数1安打と低調に終わり、最後はチームとして大谷に屈した。

試合後には、現地メディアのインタビューで「野球史上最高の試合の1つでしょう。6イニングで10奪三振、3本塁打。どれも素晴らしいホームランだった。彼が野球界最高の選手なのは理由がある。それを今夜はっきり示したんだ」と、大谷をたたえた。

チームはメジャー勝率1位でポストシーズン(PS)に乗り込むも、昨季の王者に完敗。レギュラーシーズンでは6勝0敗と相性が良かっただけに、悔やまれるシリーズだった。イエリチは「多くの選手にとって良い経験になる。いつかあそこ(世界一)に行けるのは我々だと信じている」と前を向いた。