来季から先発に転向する広島・栗林良吏投手(29)が18日、新たな挑戦に向けて意気込みを語った。現在は廿日市市の大野練習…
来季から先発に転向する広島・栗林良吏投手(29)が18日、新たな挑戦に向けて意気込みを語った。現在は廿日市市の大野練習場で調整中。「自分の気持ちとしては不安の方が多いですけど、練習してその不安を自信に変えられるように、やらなきゃなと思っています」と誓いを新たにした。
シーズン終了前、新井監督から配置転換の打診を受けた。「『監督がそうやって考えてくださっているなら、そこで頑張りたいと思っています』と。自分としては、今は期待に応えたい気持ちが一番。言われたところで頑張りたいと思っているので『頑張ります』と言いました」と経緯を明かした。
1年目の21年から4シーズン続けて守護神を務めてきた。今季は夏場以降、ハーンと森浦が抑えに定着。主戦場を七、八回に移すも55試合の登板で10セーブ、23ホールドとブルペンを支えた。その一方、ブルペンで準備する回数が過去に比べて増えたことを新井監督は考慮。心身の負担も踏まえた上で、今回の決断に至った。
「不安を取り除けるように、例年以上にオフへ向けて気合が入っていますし、自信を持ってキャンプに入れるように頑張りたい」と栗林。ここまで通算134セーブを積み上げてきたリリーバーが、スターターとしての準備を進めていく。