<第102回箱根駅伝予選会>◇18日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園◇ハーフマラソン(21・0…

<第102回箱根駅伝予選会>◇18日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園◇ハーフマラソン(21・0975キロ)

今年1月の箱根駅伝で総合10位に入ったシード10校と箱根駅伝予選会を勝ち抜いた10校、計20校が出そろった。オープン参加の関東学生連合のチーム編成は後日発表予定。来年正月の「天下の険」を展望する。

今季も混戦が予想されるが、3連覇を狙う青学大や前回準優勝の駒大、そして総合3位で13日の出雲駅伝で2連覇を達成した国学院大が中心となりそうだ。

国学院大は出雲3区の野中恒亨(浜松工)、同4区区間新の辻原輝(藤沢翔陵)の3年生コンビが躍動。大きな収穫を得ながら、史上7校目の連覇を飾った。

青学大は大学3大駅伝制覇を目指していたが、まさかの初戦で7位と大敗。とはいえ、5区塩出翔太(世羅)と6区黒田朝日(玉野光南)の両4年生が区間賞を取ったことは大きい。

5位だった駒大は4選手が区間2位と安定。エース佐藤圭汰(4年=洛南)が復帰すればさらに勢いがつく。

前回の箱根4位だった早大は出雲2位。山口智規(4年=学法石川)の9人抜きからつなぎ、結果を残した。創価大も全6選手が区間5位以内と手堅いたすきリレーで3位をつかんだ。

3年連続区間賞を取ったヴィクター・キムタイ(4年=マウ)を擁す城西大や帝京大、東洋大、中大、東京国際大の5校も箱根路までどこまで仕上げてくるかも楽しみだ。

予選会スタートの大学も下克上を狙う。

1位通過の中央学院大は、初の日本人1位に輝いたエースの近田陽路(4年=豊川)を筆頭にハーフマラソンの個に力が高い。

2位通過の順大も前回は1秒差での本戦出場だったが、チームトップの吉岡大翔(3年=佐久長聖)含む下級生5人がチーム上位に名を連ねた。

個人全体トップでフィニッシュしたブライアン・キピエゴ(3年=カプカテット)を擁す山梨学院大も3位通過。日大や東海大も総合力が高く、日本人2位で快走したエース前田和摩(3年)を中心に総合6位で2年ぶりの箱根路行きを決めた東農大もリベンジに挑む。

予選会では単独走と集団走を効果的に使ったチーム力が試されていたが、1区間20キロ前後を走る本戦ではランナー個人の力がより求められてくる。年末までの調整力も鍵となる。