「箱根駅伝・予選会」(18日、陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園) 第102回箱根駅伝(26年1月2、3日)の出場…
「箱根駅伝・予選会」(18日、陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園)
第102回箱根駅伝(26年1月2、3日)の出場権をかけたレースが行われ、42校が10枚の本戦切符をかけた戦いに挑んだ。上位10人の合計タイムで争い、中央学院大、順大などが本戦出場権を獲得。10位に立大が滑り込み、4年ぶりの予選会に回っていた法大がわずか17秒差で11位に沈み、11年ぶりに本戦を逃した。
85度の箱根出場を誇る法大がまさかの僅差で涙をのんだ。上位10人がゴールした順位では5番目だったものの、最終総合タイムは10時間37分13秒で、10位の立大に17秒及ばなかった。2大会前の箱根本戦では総合6位に入っている強豪を率いてきた坪田智夫監督(49)は、呆然としながら取材に応じ「ゴールした段階で通ったと思ったので、まさか最後逆転されるているとは思わなかった。全く(気持ちの)整理が付いていない。(レース自体は)予定通りだったが、これが予選会の怖さ。このタイム差なら、普通は(本戦に)通る。今までにない落ち方」と虚空を見つめた。
大会直前にインフルエンザに感染した主力メンバー3人が体調不良で出場できなかったことも響いた。主将の花岡慶次(4年)は号泣し、「合計タイムだと例年なら(総合10位以内で)ゴールできたと思うが、ライバルがそれ以上に力をつけて、自分たちがそれに勝てなかったところが素直な(気持ち)」と肩を落とした。取材が終わると、膝から崩れ落ち、関係者の肩を借りて立ち上がっていた。